サヴィニャック探し!
大好きなポスター画家、レイモン・サヴィニャックの街、trouvillへ行ってきました。
美術館って、時々息が詰まるんです。
なんでもかんでも芸術って言ってるくせに、そこにはお金やしがらみ、ドロドロしたもの臭いがしていて、ほんとにそんなに価値があるの?どこがいいのか全然わかんないっていうものもたくさんあって。
ムリヤリ芸術だと思わせようと、一般人は相手にしないでおいてけぼり。
作家だって、芸術ぶってるものもたくさんあって。
なんだかつまらない。
芸術って、わからない。ム、ムカムカします…!
わからないものはわからないし、やっぱりおもしろくないんです。
そこでサビニャックなんです!
誰がみたっておもしろい!シンプルなラインに、ユーモアとアイロニー!
あっちにもこっちにも、街の至る所に描かれた壁画!
もう、宝探しの迷路のように、壁画を探してワクワクしました。
芸術は個人のものではなく、大衆のものなんだと言い放つ岡本太郎。
人も国も違えど、人間としての真髄は同じだと思います。
それをみて、クスリと笑う。
難しいことを考えるよりも、うわっという衝撃が走る。
シンプルにダイレクトに伝わる。
そういうことなんじゃないかな。
さて、サビニャック愛したブラッスリーでノルマンディーの幸を頂き、〆にはチョコレート。
やっぱりクスリと笑って、終わってしまう小さな旅の切なさをポケットにいれて帰ります。
余談ですが、この街の魚市場は最高です。牡蠣が安くて絶品〜!
by michiko-kk
| 2013-11-18 20:54