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本が好きだ。
映画も本もマンガも宇宙も、子供の頃から、家で独りで楽しむことがとにかく好きだった。

ここのところ、ニュースをひらけば「本」やら「文壇」の文字が飛び込んでくる。

もちろん、読書好きには喜ばしいことで、忘れかけていた純文学をもう一度読み返すいい機会にもなったり。

中学生くらいの頃、『文學ト云フ事』という深夜に放送されていた番組が大好きで、毎度毎度ビデオに録画していた。
何度もみていたので、今でも鮮明に覚えている。(この番組の前後に流れる、吊るされたピアノのCMも好きで、今でも鮮烈にのうりにやきついている)


毎回、文学作品をひとつ取り上げて、その作品についての紹介していた番組だったのだが、そのやり方が普通じゃない!
映画の予告よろしく、幻想的なイメージ作品であり、とにかく紹介された本が読みたくなって仕方がなくなるのだ。

家族も寝静まり、深夜の静まり返った空間にその幻想的な映像をみていることは、なんだか覗き穴から見てはいけないものをみているような、そんな感じがしていた。(キャストの緒川たまきと井出薫の可愛さにうちのめされた!)


「解禁です。すべての文学を解禁します」
エンディングのこの台詞。
不思議なもので、今だってずっと自由に読めていたものを、一瞬にして不自由から解放させるような感覚にさせてくれる。
まさに言葉の呪術であり、マジックだった。
あぁ、本当にいい番組だったなぁ。

毎週翌日には図書館に一目散に向かい、その本を読み、またビデオをみる。
という、密かな楽しみだが、遊び盛りの学生にしては割と地味なことをやっていた。


読書の質、とは面白いもので、味覚に似ていると思う。
成長するごとに、嗜好が変わっていくのだ。
自分の持ち物であるはずの脳も肉体も、もう自分ではコントロールしておらず、そう考えると、自分とは一体なんなのだろうかと、やっぱりいつもそこに辿り着く。

純文学なぞまさにそれで、中学生の時に、読書感想文のために、とりあえず読まされていた時は同じ中身のくせに、まるで中身が変わっているかのようで面白い!

セミの鳴き声が煩い縁側も、初めて読んだ時のあの感想や、難解な文体にしんどくなりながらも無理矢理読んだ達成感は、今では懐かしい。

そして今ではもう見られなくなったあのビデオテープ。
やらねばならない仕事が山積みのくせに、あの番組の残像を必死に思い出しながら、ぼろぼろになった単行本を読み返している。







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by michiko-kk | 2015-07-22 11:55
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近頃、外食する機会がめっきり増えた。
もともと食べることが好きなことも禍いし、ついつい連日食べ過ぎる。胃が重い。。。

そこで、以前からずっとやってみたかった断食を3日間試した。

断食といっても水のみの本気の断食ではなく、初心者が安全に始められる飲料水での断食だ。

とにかくがぶがぶと飲み物ばかりを摂取するため、空腹感はまるでない。液体だけでも普通に生活を送れるのが不思議だった。

が、異変は初日の夜に訪れた。
好転反応というものがあるらしい。改善される前、悪いものが出でてくるので調子が悪くなるというやつだ。

まさにそれで、酷い嘔吐にはじまり頭痛、翌日には下痢…とまるでこの世の不幸の詰め合わせのような状態になった。
気分は当然グロッキー。
薬はもちろん飲んではいけない。

マズイ、このまま死ぬかもしれん…という時期が2日半続いたのち、徐々に回復の兆しを感じ、そして驚きの4日目の朝を迎えた。

信じられないくらい身体が軽い。
すこぶる調子がいい!
ここ数年経験したことのないような体調だった。

そして断食翌日のお粥には涙した…。
冗談ではなく、本当にこんなに美味しいものがあるのかと感動すらしてしまった。

断食してから味覚が戻ったのか、何もかも素材の味がよくわかる。
麦茶なんぞ、麦の芳ばしい香から味わいから、何度もがぶ飲みした。

なにより断食明けは仕事がはかどる。
頭がクリアになる。

そして食事について、食べ物について考えた。
戦後、食べるものに困っていた時代。
きっと今では考えられないくらいに大切に食事を摂ってきたのだろう。

飽食の今、ひとつひとつの食事を、資源を無駄にすることなく食していかなければとしみじみと思った。

そしてこう言いたい。
何かに悩んだり、行き詰まったり、もやもやした時は断食しろ!

悩んだりできるのは、豊かな証拠なんだと思う。
食べられなくなった時、人は悩まない。
食べることしか考えない…!















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by michiko-kk | 2015-07-03 23:23