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写真:片島なるみ


先週より、日本から写真家の友人、なるみさんが遊びに来てくれました。

彼女との出会いは、ドイツ。
私の画家の友人宅へ遊びに来ていたところに、私も呼ばれ、一緒に食事をしたのが
きっかけです。

それ以来、作品撮りをしていただいているのですが、驚くことに沢山の共通の知り合いが
繋がっていたのです!!

人との出会いって不思議。


当然、やっぱり写真家。
撮るわ撮るわで千枚以上もの写真。

「仕事じゃなくて、単なるプライベートだから適当に撮ってるよーーー。」

とは言うものの、やっぱりそこは写真家。

私の見ている風景が、彼女の目を通すとこんなにも景色が変わるのかと
本当に感心してしまいます。

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空、雲、月、雨、風、草、虫、猫。

日常。買い物をしているパン屋、八百屋、果物屋、薬屋、本屋、チーズ屋。

子どもたちで賑わう小学校、雨上がりの小径、ライトアップされたエッフェル塔、
100年前と姿を変えぬアパルトマン、沈黙と祈りの教会。


さすがに1000枚はムリだけど、ちょっとずつ紹介していきます。

写真っておもしろい。
人の目線がわかるし、普段はわからない自分のクセもわかります。


それにしても・・・ホントによく撮ったなー。
これだけでも私のブログはしばらくネタが持ちそうですヨ(笑)


それでは、バーチャル観光のスタートです!
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partir en voyage!!
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by michiko-kk | 2011-06-24 07:42
小学生の頃。

まわりの友達がそうだったように、私もピアノを習っていました。

小学校の音楽室の壁には、数々の作曲家たちの肖像画のポスターが貼ってあり、
先生は鬼のように怖かった。(スミマセン)
授業中、無理矢理聞かされた「ヴィヴァルディの春」。
感想文を求められ「春っぽい感じがしました。」とか書きました。

バッハの髪型がやばいだとか、夜中になるとベートーベンの絵が歩き出すだとか
そんなことばっかり言っていたのを思い出します。

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時は流れ、私もいくらか大人になり、自分の意思で音楽を聴くようになりました。


なにこれ?!
なんの音が重なってこんな音になるの?!
きらきらしたピアノの音の中に、切なくなるような響き。

Claude Achille Debussy。

私が一番好きな作曲家です。

そして私の今居る近くに眠っています。


彼が眠る墓地は、エッフェル塔のみえる静かな小さな小高い場所にあります。


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お墓はとても不思議。
今まで教科書の中だけで生きていた歴史上の著名人が、いきなり、私と同じ生身の人間にリアルに
思えてくるのです。

百年前に死んだ人も、昨日死んだ人も、みんな同じ場所に還る。
お墓とは、死んだ人を祀るためのものではなく、生きている人が彼らをいつまでも
身近に感じるためのものなのかもしれません。

ドビュッシーのお墓は、少し隠れた場所に、そして彼の音楽とは反対に
とてもシンプルなものでした。

若く貧しかった彼が、友人と一緒にカフェにいき、お腹がすいているのにもかかわらず
彼だけが、小さくてとてもきれいなケーキだけを食べたエピソードは有名です。

彼をプライドの高い見栄っ張りととらえるか、それとも生きることが芸術そのものの
世界であったととるか。

私は後者だと思っています。



晴れた風の強い午後。
彼のお墓がわからず、ぷらぷらと歩き回って小一時間。

私が彼のお墓を見つけた時、雨が降りはじめました。


『雨の庭』。

敬愛し続け、彼に会いたくてたまらなかった私に
彼はささいなギフトをくれたみたいです。


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by michiko-kk | 2011-06-03 05:08