モンパルナスの灯 -monparnass19-

歪んだ顔、長い首、空洞の瞳。

エコール・ド・パリ。

貧困、酒、波乱の生涯。


アメデオ・モジリアーニ
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モジリアーニの生涯を描いた映画「les amants de monparnass」
(邦題:モンパルナスの灯)をふと思い出しました。

モジと同じくして若死にした、俳優ジェラール・フィリップ。
彼はモジリアーニの苦悩、矛盾をとても素晴らしく演じています。

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なんといっても、ジェラールのはかなく美しい容姿。
整った顔立ちに、そつのない身のこなし。
すっごい貧乏な役なのに、どうしても貴族に見えてしまう・・・。


若く、恋多き、美しいけれど売れない画家モジリアーニ。
彼を支える女学生ジャンヌ。
そして、モジの死期を心待ちにする画商。


いわゆる伝記ものの作品なのですが、私にはある意味ホラー映画にもとれました。

人はお金が絡むと人格が変わる、とよく言いますが、
この映画にでてくる画商は、スクリーンに現れたときから悪人ヅラ。
人の死を願う、まるで死神のような役どころです。

「若くして亡くなれば、それだけ値が上がる」
画商は作品のみを買うのではなく、作品と作者の人生をも商品とする・・・・。


こっわーーーーーー!!
こっわーーーーーーーーーーーー!!
殺されるーーーーーーーーーーーーーー!!!


映画なので、どこまでがノンフィクションなのかはわかりませんが、
ジェラール演じるモジが、彼の本当の人生かのように思えてくる、よくできた作品だと思います。
ヌーヴェルヴァーグ時代に入る前に亡くなってしまったジェラール。
人生にもしもは禁物ですが、「もしも」彼が生きていたかと思うと、
本当に悔やまれます。

パリはとても不思議な街です。
モジが生きた街、映画の撮影をした街、はるか昔に彼らが歩いた街並みを
世紀を超えた私が歩いている。

当時の映像をみながら、当時と変わらない街並みを観ることができるのも
なんとも言えない楽しみです。


そうそう、余談ですが。
本物のアメデオ・モジリアーニもかなりのイケメンだったそう。

★★★★★★★★★★★★★

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by michiko-kk | 2011-07-15 08:40 | 映画/film